ダイハツの「ミライース」は、抜群の燃費性能とお財布に優しい維持費で根強い人気を誇る軽自動車です。しかし、いざ購入や買い替えを検討しようとカタログを見ると「G」「X」「L」「B」といったグレードや「SA Ⅲ(スマートアシスト3)」の表記が並び、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。また、中古車を検討する際や現在乗っている自分の愛車のグレードを確認したい時に、どう見分ければ良いか分からないという声も少なくありません。
本記事では、歴代ミライースのモデル一覧からグレードごとの詳細な装備比較、燃費性能の違いまでを徹底解説します。さらに、現在2019年式ミライース(LA350S)に乗っている私まさゆきの実体験や、新古車購入時の苦いローン体験談もあわせてご紹介します。
【この記事で分かること】
- ミライースの歴代モデルと現行グレードの違い
- 先進安全装備「スマートアシストⅢ」の有無
- 車検証の型式からグレード特定できない理由
- ミライースオーナーによるリアルな乗り心地
- ミライースの全モデル&グレード一覧|価格・特徴・違いを比較
- ミライースは何種類ある?歴代モデルと型式を一覧で確認
- 初代ミライースLA300S・LA310Sのグレードと特徴
- 現行ミライースLA350S・LA360Sのグレード一覧
- G“SA Ⅲ”は最上級グレード|装備と価格の特徴
- X“SA Ⅲ”は装備と価格のバランスが良い中間グレード
- L“SA Ⅲ”は価格を抑えながら安全装備も重視したグレード
- B“SA Ⅲ”はどんな人向け?ミライース最廉価グレードの特徴
- ミライースのG・X・L・Bは何が違う?装備と価格を比較
- 「SAⅢあり・なし」の違いは?スマートアシストの有無をチェック
- ミライースの2WDと4WDの違い|LA350S・LA360Sの見分け方
- ミライースのグレード別燃費を比較|維持費を抑えたいならどれ?
- 自分のミライースはどのモデル?2019年式LA350Sを実車でチェック
- 私が乗っているミライースは2019年式5BA-LA350S
- ミライースのグレードは車検証だけで分かる?確認方法を紹介
- 型式がLA350Sだけではグレードを断定できない理由
- 内装・ホイール・ドアミラーなど装備からグレードを見分ける方法
- 2019年式ミライースのグレードを中古車カタログで確認する方法
- 実際に7年以上乗って感じたミライースの装備と使い勝手
- 新古車を100万円で購入|車両価格よりローン総額が高くなった実体験
- ミライースのグレード選びで後悔しないために確認したいポイント
- 安さ重視ならB・L、装備重視ならX・G?おすすめグレードの選び方
- 中古のミライースを買うなら年式・型式・グレードを必ず確認しよう
- ミライースの全モデル&グレード一覧と自分のLA350Sを確認して分かったこと【まとめ】
ミライースの全モデル&グレード一覧|価格・特徴・違いを比較

ダイハツが誇る「第3のエコカー」として登場したミライースは、圧倒的な低燃費と低価格を両立した軽自動車の金字塔です。初代モデルの発売から現行の2代目モデルに至るまで、徹底的な軽量化と空気抵抗の低減が図られており、通勤やお買い物、社用車としても幅広い層から絶大な支持を集めています。
しかし、同じミライースという名称であっても、年式や型式、グレードによって標準装備や安全性能には大きな違いが存在します。購入後に「欲しかった機能がついていなかった」「思ったより使い勝体が違った」と後悔しないためには、各モデルとグレードの特徴を正確に把握しておくことが不可欠です。ここでは、歴代モデルの全体像から各グレードごとの価格・装備・安全性能の比較までを詳しく紐解いていきます。
ミライースは何種類ある?歴代モデルと型式を一覧で確認
ミライースは、大きく分けると「初代モデル」と「2代目(現行)モデル」の2つの世代に分けることができます。初代ミライースは2011年9月に登場し、ガソリン車の限界に挑む低燃費「e:Sテクノロジー」を引っ提げて軽自動車市場に大きな衝撃を与えました。その後、2017年5月にフルモデルチェンジが行われ、現在販売されている2代目ミライースへ進化を遂げています。
歴代モデルの型式(カタシキ)は、駆動方式によって以下のように割り振られています。型式を見ることで、そのミライースがどの世代で2WDなのか4WDなのかを一目で判断することができます。
| 世代 | 販売期間 | 2WD型式 | 4WD型式 | 主なトピック・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 2011年9月〜2017年5月 | DBA-LA300S | DBA-LA310S | 新開発「e:Sテクノロジー」搭載。ガソリン車トップクラスの燃費を実現 |
| 2代目(現行) | 2017年5月〜現在 | DBA-LA350S5BA-LA350S | DBA-LA360S5BA-LA360S | 新開発ボディによる最大80kgの軽量化。スマートアシストⅢを初採用 |
※2020年9月のマイナーチェンジ等に伴い、排ガス規制の基準表記変更によって型式頭の識別記号が「DBA-」から「5BA-」に順次移行しています。基本となる車体構造はLA350S/LA360Sで共通です。
初代と2代目の最大の違いは、新開発プラットフォーム「DNGA」の要素を取り入れた骨格構造による大幅な軽量化と、予防安全装備「スマートアシストⅢ」の採用です。車体重量は初代の730kg(2WD)から、現行型では650kg(2WD)へと最大80kgも削減されており、走りの軽快さと燃費性能の向上が図られています。
参照元:ダイハツ工業株式会社 プレスリリース(2017年 新型ミライース発売)
初代ミライースLA300S・LA310Sのグレードと特徴
2011年から2017年まで生産された初代ミライース(LA300S:2WD / LA310S:4WD)は、シンプルで洗練されたデザインと高次元の省燃費性能で爆発的なヒットを記録しました。発売当初のグレード構成は、エントリーモデルの「D」、標準的な「L」、上位装備を整えた「X」、最上級グレードの「G」でスタートし、マイナーチェンジを経て安全装備「スマートアシスト(初代/SA)」搭載モデルが追加されていきました。
初代ミライースの主なグレード構成は以下の通りです。
- Dグレード
価格性能を極限まで追求した最廉価グレード。エアコンやパワーウィンドウなど必要最低限の装備に絞られており、主にビジネス用やフリート需要向けとして販売されました。- L / L“SA”
一般ユーザー向けの標準グレード。13インチスチールホイールやキーレスエントリーキーなど、普段使いに必要な基本装備が整っています。- X / X“SA”
14インチアルミホイールやキーフリーシステム、オートエアコンなどが標準装備された快適装備充実の上位グレード。外観や内装の質言が向上しています。- G / G“SA”
最上級グレード。VSC(車両安定制御システム)やTRC(トラクションコントロール)、本革巻きステアリング、専用アロイホイールなどを装備し、軽自動車の枠を超えた上質な走りと安全性を追求しました。
初代モデルは現在、中古車市場で手頃な価格(20万〜50万円前後)で購入できるため、とにかく初期費用を抑えて足代わりの車を手に入れたい層から高い人気を集めています。ただし、初期型には衝突回避支援システムが搭載されていない点や、搭載されているスマートアシストも初期型(レーザーレーダー方式)であるため、歩行者検知機能がない点には注意が必要です。
参照元:国土交通省 自動車局 衝突被害軽減ブレーキの普及状況
現行ミライースLA350S・LA360Sのグレード一覧

2017年に登場した現行型2代目ミライース(LA350S:2WD / LA360S:4WD)は、デザインを一新し、より力強くシャープなスタイリングへと生まれ変わりました。現行型の基本グレード体系は「G」「X」「L」「B」の4種類をベースとし、それぞれのグレードに先進安全装備である「スマートアシストⅢ」を搭載した「“SA Ⅲ”」モデルが設定されています。
現行ミライースのグレードラインナップとメーカー希望小売価格(新車時税込・概算)の一覧は以下の通りです。
| グレード名 | 駆動方式 | 車両本体価格(新車目安) | 主要ターゲット・ポジション |
|---|---|---|---|
| G“SA Ⅲ” | 2WD / 4WD | 約1,248,500円〜 | 最上級グレード(快適・質感重視) |
| X“SA Ⅲ” | 2WD / 4WD | 約1,100,000円〜 | 売れ筋・標準モデル(コスパ良好) |
| L / L“SA Ⅲ” | 2WD / 4WD | 約957,000円〜 | 実用ベーシックモデル(お買い得) |
| B / B“SA Ⅲ” | 2WD / 4WD | 約860,200円〜 | ビジネス・フリート向け(最廉価) |
現行型では、全てのグレードに樹脂製フロントフェンダーや新開発の軽量シートが採用されており、車両重量は驚異の650kg(2WD標準)を実現しています。また、全高は1500mmに抑えられているため、立体駐車場への入庫もスムーズに行える全高設計となっています。日常の使い勝手と安全性を両立させるために、現代の軽自動車に求められる先進技術が凝縮されたラインナップです。
G“SA Ⅲ”は最上級グレード|装備と価格の特徴
「G“SA Ⅲ”」は、ミライースのラインナップの中で最高峰に位置する最上級グレードです。コンパクトな軽自動車でありながら、普通車と同等レベルの充実した快適装備と高い質言を備えているのが最大の特徴です。
G“SA Ⅲ”の主な標準装備と特徴は以下の通りです。
- LEDヘッドランプ&14インチアルミホイール
外観にはスタイリッシュなLEDヘッドランプと専用デザインの14インチアルミホイールが標準装備され、精悍なドレスアップが施されています。 - キーフリーシステム&プッシュボタンスタート
鍵をポケットやバッグに入れたままドアの施錠・解錠やエンジンの始動が行えるため、雨の日や買い物で手が塞がっている時にも非常に便利です。 - オートエアコン&運転席・助手席シートヒーター
室内を快適な温度に保つオートエアコンに加え、寒冷地や冬場の運転時に嬉しいシートヒーターが標準装備(4WD車およびG“SA Ⅲ”など)されています。 - メッキ加飾&上質なシート表皮
インパネ周りやドアハンドルにメッキアクセントが施され、プレミアム感のある上質な室内空間を演出しています。
新車価格は120万円台後半とミライースの中では高価格帯になりますが、「軽自動車でも装備に妥協したくない」「長距離の移動も快適にこなしたい」というドライバーにとって、満足案が非常に高いグレードと言えます。
X“SA Ⅲ”は装備と価格のバランスが良い中間グレード
「X“SA Ⅲ”」は、必要な快適装備をしっかり備えつつ、価格設定を抑えたミライースの中で最も人気が高い売れ筋の中間グレードです。コストパフォーマンスの良さが最大の魅力であり、自家用車としてミライースを選ぶ多くのユーザーから選ばれています。
X“SA Ⅲ”の注目すべき特徴は以下の点にあります。
- LEDヘッドランプを標準装備
下位グレード(LやB)ではハロゲンヘッドランプが基本となる中、X“SA Ⅲ”以上には視認性が高く省電力なLEDヘッドランプが標準で備わっています。夜間走行の安全性が飛躍的に向上します。 - 電動格納式カラードドアミラー
ボディと同色のドアミラーは電動格納機能を備えており、狭い駐車場での停車時にもスイッチ一つで折りたたむことが可能です。 - 14インチフルホイールキャップ
足元にはデザイン性の高い14インチホイールキャップが装着され、上位グレードに引きを取らないすっきりとした外観に仕上がっています。 - マニュアルエアコン&キーレスエントリー
エアコンは手動調整式のマニュアルエアコンですが、冷却・暖房能力は十分です。鍵の操作は電波式キーレスエントリーとなります。
価格と装備のバランスが絶妙であり、「普段の通勤や買い言がメインだが、LEDヘッドランプや綺麗な見た目は譲れない」という方に最適なモデルです。中古車市場での流通量も非常に豊富で、状態の良い車両を見つけやすいメリットもあります。
L“SA Ⅲ”は価格を抑えながら安全装備も重視したグレード

「L“SA Ⅲ”」は、新車価格を100万円前後に抑えながらも、予防安全機能であるスマートアシストⅢを標準装備した実用性の高いお買い得グレードです。余計な装飾を削ぎ落とし、自動車としての基本性能と安全性をリーズナブルに手に入れたい人に選ばれています。
L“SA Ⅲ”の主な装備とポイントは以下の通りです。
- 13インチスチールホイール(フルホイールキャップ付)
タイヤサイズは13インチを採用しており、将来的なタイヤ交換費用(メンテナンスコスト)を最も安く抑えられる経済的な仕様です。 - ハロゲンヘッドランプ
ヘッドライトは従来のハロゲンバルブですが、普段の街乗りや日中の運転においては十分な光量を確保できます。 - スマートアシストⅢ搭載
最安価格帯に近いグレードでありながら、対車両・対歩行者の衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報などの高度な安全システムがしっかりと機能します。 - シンプルなダイヤル式マニュアルエアコン
直感的に操作できるシンプルなマニュアルエアコンが標準装備されており、操作に迷うことがありません。
維持費や購入予算を徹底的に抑えたいものの、「安全装備だけは妥協したくない」という方にとって、L“SA Ⅲ”はまさに最適解となるグレードです。通勤用セカンドカーとしても高い評価を得ています。
B“SA Ⅲ”はどんな人向け?ミライース最廉価グレードの特徴
「B“SA Ⅲ”」(および安全装備なしの「B」)は、ミライースのラインナップの中で最も価格が安く設定されている最廉価グレードです。新車価格は80万円台から設定されており、主に企業の営業車や配送用車、または徹底的な低予算で購入したい個人ユーザーをターゲットとしています。
B“SA Ⅲ”の特徴と割り切った装備内容は以下の通りです。
- 外観のシンプルさ
ドアミラーやドアハンドルがボディ同色ではなく未塗装のブラック(樹脂素材)になっており、足元もホイールキャップのない13インチスチールホイール(センターキャップのみ)となります。 - リアパワーウィンドウのオミット(非搭載)
前席は電動パワーウィンドウですが、後席ウィンドウは手動手回し式(または固定式)に簡略化されているモデルが多く、徹底したコスト削減が図られています。 - ビジネス用途に特化
後席シートを折りたたむとフラットな荷室空間が広がり、営業用の荷物や工具を積み込みやすい設計になっています。
外観の装飾や快適装備は最小限ですが、車体自体の剛性や燃費性能、エンジン耐久性は他の上級グレードと全く変わりません。「移動手段として割り切って使いたい」「社用車として大量導入したい」というビジネスシーンで真価を発揮するグレードです。
ミライースのG・X・L・Bは何が違う?装備と価格を比較

ミライースの主要4グレード(G・X・L・B)の違いを一目で把握できるように、主要装備と価格帯を比較表にまとめました。自分の求める条件と予算に合わせて、どのグレードが最も適しているかをチェックしてみましょう。
| 比較項目 | G“SA Ⅲ” | X“SA Ⅲ” | L“SA Ⅲ” | B“SA Ⅲ” |
|---|---|---|---|---|
| 新車価格帯(目安) | 約125万円〜 | 約110万円〜 | 約96万円〜 | 約86万円〜 |
| ヘッドランプ | LED | LED | ハロゲン | ハロゲン |
| ホイール | 14インチ アルミ | 14インチ キャップ付 | 13インチ キャップ付 | 13インチ スチール |
| ドアミラー | 電動格納+オート | 電動格納(カラード) | 手動可動(カラード) | 手動(ブラック樹脂) |
| エンジン始動 | プッシュスタート | キーレス | キーレス | キーレス |
| エアコン | オート | マニュアル | マニュアル | マニュアル |
| スマートアシストⅢ | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備(B“SA Ⅲ”) |
| コーナーセンサー | 前後標準装備 | 前後標準装備 | 前後標準装備 | 前後標準装備 |
このように比較すると、見た目の華やかさや快適性を求めるなら「G」または「X」、普段の買い物や通勤での実用性とコストのバランスを取るなら「L」、徹底した安さを追求するなら「B」という明確な違いが見えてきます。
「SAⅢあり・なし」の違いは?スマートアシストの有無をチェック
ミライースのグレード名に「“SA Ⅲ”」と書かれているモデルと書かれていないモデルの最大の違いは、ダイハツの予防安全システム「スマートアシストⅢ」が搭載されているかどうかです。
スマートアシストⅢ(SA Ⅲ)には、主に以下の5つの高度な安全機能が含まれています。
- 衝突回避支援ブレーキ機能
前方の車両だけでなく、歩行者もステレオカメラで検知し、衝突の危険が高まると自動で緊急ブレーキを作動させて被害を軽減・回避します。 - 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
駐車場などでアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えた際、急発進を抑制して衝突事故を防止します。 - 車線逸脱警報機能
道路上の白線を検知し、ウインカーを出さずに車線をはみ出しそうになるとブザー音とメーター表示でドライバーに警告します。 - 先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前の車が発進したことに気づかない際、音と表示でお知らせします。 - オートハイビーム
対向車や前走車の有無を検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えて夜間の視界を確保します。
スマートアシスト無しモデルは、新車購入時の価格が約6万円ほど安くなるメリットがありましたが、事故を起こした際のリスクや運転時の安心感を考慮すると、基本的には「“SA Ⅲ”」搭載モデルを選ぶのが圧倒的にお勧めです。また、中古車として売却・下取りに出す際も、安全装備付きのモデルの方がリセールバリューが高くなる傾向にあります。
参照元:ダイハツ工業株式会社 【公式】ミライースの性能・安全・燃費
ミライースの2WDと4WDの違い|LA350S・LA360Sの見分け方

ミライースを購入する際、前輪駆動の「2WD(FF)」を選ぶか、四輪駆動の「4WD」を選ぶかは、お住まいの地域の気候や使用環境によって非常に重要となります。
2WD(LA350S)と4WD(LA360S)の主な違いと見分け方は以下の通りです。
- 車体型式の違い
車検証やエンジンルーム内のコーションプレートに記載されている型式が「LA350S」であれば2WD、「LA360S」であれば4WDです。 - 車両重量と燃費
4WD車は駆動系パーツが増えるため、2WD車よりも重量が約70kg重くなります。そのため、カタログ燃費や実燃費において2WD車の方が若干優れています。 - 最低地上高と寒冷地仕様
4WD車は雪道や悪路での走破性を高めるため、最低地上高が2WD車(160mm)よりも少し高く(150mm〜160mm設定調整)設計されており、リヤヒーターダクトや寒冷地仕様の装備(シートヒーター等)が標準化されているケースが多いです。
積雪の多い地域や山道を頻繁に走る機会がある方は4WD(LA360S)が必須となりますが、愛知県など平野部での日常通勤や街乗りがメインであれば、車両価格が安く燃費性能に優れた2WD(LA350S)で十分に満足できる性能を発揮します。
ミライースのグレード別燃費を比較|維持費を抑えたいならどれ?
ミライースを選ぶ最大のメリットは、何と言ってもトップクラスの低燃費性能による維持費の安さです。ダイハツの先進技術「e:Sテクノロジー」により、エネルギー効率の最大化が図られています。
現行ミライース(LA350S/LA360S)のカタログ燃費(WLTCモードおよびJC08モード)の比較は以下の通りです。
| 駆動方式 | 対象グレード | WLTCモード燃費 | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード | JC08モード燃費 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2WD(LA350S) | 全グレード(G,X,L,B) | 25.0 km/L | 20.9 km/L | 26.8 km/L | 25.7 km/L | 35.2 km/L |
| 4WD(LA360S) | 全グレード(G,X,L,B) | 23.2 km/L | 19.8 km/L | 24.6 km/L | 23.8 km/L | 32.2 km/L |
ミライースの素晴らしい点は、最上級グレードの「G」から最廉価グレードの「B」に至るまで、同じエンジン(KF型直列3気筒DOHC)とCVTトランスミッションを搭載しているため、グレードによる燃費性能の差が基本的に存在しない(2WD同士、4WD同士であれば同等)という点です。
年間走行距離10,000km、ガソリン価格170円/Lとして実燃費(約20km/Lと仮定)で年間燃料代を試算すると、約85,000円程度で済む計算になります。税金(軽自動車税:年間10,800円)や車検費用を含めたトータル維持費を抑えたい方にとって、ミライースはまさに最強の経済性を持つ一台と言えます。
参照元:一般財団法人 自動車公害対策コミュニティ 自動車燃費一覧
自分のミライースはどのモデル?2019年式LA350Sを実車でチェック
これまでミライースの全モデルやグレードについて解説してきましたが、ここからは「実際にミライースを所有しているオーナー視点」で実車の細部や乗り心地を深掘りしていきます。私まさゆきは、2019年式のダイハツ・ミライース(5BA-LA350S)を中古車店で購入し、現在まで7年以上(2026年時点)にわたって毎日の通勤やスーパーへの買い物、時には社用車代わりとして愛用してきました。
中古車でミライースを購入した際、自分の車が一体どのグレードなのか分からずに調べた経験や、購入時のローン契約で大きな失敗をして後悔したリアルな体験談もお伝えします。これからミライースを中古で探す方や、愛車をチェックしたい方はぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 2019年式ミライースのリアルスペック
- グレードを見分ける詳しい手順
- ミライースの長所・短所と本音レビュー
- 10年ローンで購入した実録失敗談
私が乗っているミライースは2019年式5BA-LA350S

私が毎日の相棒として乗っている愛車の基本スペックとプロフィールをご紹介します。愛知県高浜市論地町に住み、給湯器メーカーのサービスショップで会社員として働く私にとって、ミライースは欠かせない生活の足となっています。
私が所有しているミライースの基本情報は以下の通りです。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| 車種・メーカー | ダイハツ・ミライース |
| 初度登録年月 | 2019年(平成31年)2月 |
| 型式 | 5BA-LA350S |
| ボディカラー | ホワイト(白色) |
| 駆動方式 / ミッション | 2WD(FF) / CVT(AT限定) |
| 車両サイズ | 全長3,395mm × 全幅1,475mm × 全高1,500mm |
| 車両重量 | 650kg |
| 購入形態 | 新古車(ネクステージ刈谷店にて試乗車上がりを購入) |
| 購入時の走行距離 | 約10,000km |
| 現在の年間走行距離 | 約10,000km(通勤、市内のスーパーへの買い物、社用利用) |
私は18歳の時に普通自動車免許を取得しましたが、昔は調理師(中国料理)や訪問販売の営業、工場勤務や派遣採用などを転々としており、車を頻繁に運転するようになったのは37歳を過ぎてからです。車に関しては決して詳しくない「初心者」ですが、軽自動車ならではのコンパクトなサイズ感と圧倒的な燃費の良さには毎日助けられています。
ミライースのグレードは車検証だけで分かる?確認方法を紹介
中古車でミライースを購入した際や、自動車保険の更新時に「自分のミライースの正確なグレード名は何だろう?」と疑問に思う方は非常に多いです。結論から言うと、車検証(自動車検査証)を見るだけでは、正確なグレード名(G“SA Ⅲ”やLなど)まで記載されていないことがほとんどです。
車検証に明確に記載されているのは、以下の情報です。
- 車名: ダイハツ
- 型式: 5BA-LA350S(またはDBA-LA350Sなど)
- 車台番号: LA350S-00XXXXX(車体ごとに割り振られた固有の番号)
車検証に書かれている「型式(LA350S)」は、あくまで「2代目ミライースの2WDモデル全般」を指す共通記号であるため、これだけでは最高級グレードの「G」なのか、標準グレードの「L」なのか、廉価版の「B」なのかを判別することができません。正確なグレードを知るためには、実車の装備を確認するか、車台番号を使ってメーカーのデータベースを照会する手順が必要となります。
型式がLA350Sだけではグレードを断定できない理由

「なぜ車検証の型式だけでグレードが断定できないの?」と不思議に思うかもしれません。その理由は、自動車メーカーが型式を指定する際、「基本車体構造(ボディ形状・エンジン・駆動方式)」ごとに型式を取得するためです。
- 装備が超豪華な「G“SA Ⅲ”」も型式は LA350S
- バランス型の「X“SA Ⅲ”」も型式は LA350S
- シンプルな「L“SA Ⅲ”」も型式は LA350S
- 営業車仕様の「B“SA Ⅲ”」も型式は LA350S
つまり、どのグレードであっても「2WDの現行ミライース」である限り、型式はすべて「LA350S」になってしまうのです。そのため、型式だけを見て中古車を購入しようとすると、希望していたグレードと異なる車両を買ってしまうリスクがあります。自分の車や検討中の車両のグレードを確定させるには、外観や内装の「装備の目視確認」が最も確実な方法となります。
内装・ホイール・ドアミラーなど装備からグレードを見分ける方法
型式だけでは判別できないミライースのグレードですが、実車のパーツや装備を数箇所チェックするだけで、車に詳しくない初心者の方でも簡単に自分のグレードを特定することができます。
以下の「グレード見分け用チェック表」を使って、お手元のミライースをチェックしてみましょう。
| チェック箇所 | G“SA Ⅲ” | X“SA Ⅲ” | L“SA Ⅲ” / L | B“SA Ⅲ” / B |
|---|---|---|---|---|
| 1. ヘッドライト | LED | LED | ハロゲン(黄っぽい光) | ハロゲン(黄っぽい光) |
| 2. ドアミラー | カラード(電動オート) | カラード(電動格納) | カラード(手動調整) | ブラック樹脂(手動) |
| 3. ホイール | 14インチ アルミ | 14インチ キャップ付 | 13インチ キャップ付 | 13インチ スチールのみ |
| 4. エンジン始動 | プッシュボタン | キーレスキー差し込み | キーレスキー差し込み | キーレスキー差し込み |
| 5. エアコン | オート(液晶あり) | マニュアル(ダイヤル) | マニュアル(ダイヤル) | マニュアル(ダイヤル) |
| 6. 後席窓ガラス | パワーウィンドウ | パワーウィンドウ | パワーウィンドウ | 手動手回し/固定あり |
【見分け方の判定例】
- ライトが明るいLEDで、ホイールがアルミなら G“SA Ⅲ”
- ライトはLEDだが、ホイールが樹脂カバー付きスチールなら X“SA Ⅲ”
- ライトがハロゲン(オレンジ色)で、ドアミラーがボディと同色なら L(またはL“SA Ⅲ”)
- ドアミラーが黒い樹脂製で、ホイールにカバーが無ければ B(またはB“SA Ⅲ”)
私の2019年式ミライース(LA350S)をこの基準でチェックすると、ドアミラーがボディ同色のホワイトで、ホイールキャップがついており、ライトがハロゲンランプであることから「L」または「L“SA Ⅲ”」グレードであることが分かりました。
2019年式ミライースのグレードを中古車カタログで確認する方法
実車を見ても自分のグレードがいまいち確信できない場合や、インターネット上で確実に確認したい場合は、ダイハツの「認定中古車検索サイト」や大手中古車サイト(ネクステージ、カーセンサー、グーネットなど)の「車種別中古車カタログページ」を活用するのが最もスムーズです。
確認の手順は以下の通りです。
- 大手中古車情報サイトの「ミライース・カタログ」ページにアクセスする。
- 年式を「2019年(平成31年/令和元年)」に絞り込む。
- 自分の車の「車台番号(LA350S-◯◯◯◯)」を用意し、ダイハツのカスタマーセンターや販売店のWEBシステムで「グレード照会」を行う。
特にダイハツの正規ディーラーやカスタマーサポートでは、車台番号を伝えるだけで新車出荷時の正確なグレード名やメーカーオプションの有無を即座に教えてくれます。中古車で購入してグレードがうやむやになっている方は、一度問い合わせてみるとスッキリ解決します。
実際に7年以上乗って感じたミライースの装備と使い勝手

私は2019年に試乗車上がり(走行距離約1万km)のミライースを購入してから、2026年現在まで7年以上、年間約1万キロのペースで乗り続けてきました。車に詳しくない一人のユーザーとして、実際に長年所有して感じた「良かった点(メリット)」と「気になった点(デメリット)」を包み隠さず本音でレビューします。
- 驚異的な取り回しの良さと小回り
全幅が1,475mmとスリムなため、狭い路地やスーパーの混雑した駐車場でもスイスイ運転できます。運転に自信がない私でも一度も擦ったことがありません。 - 実燃費が良くガソリン代が浮く
愛知県内の通勤(片道数十キロ)や普段の買い物で毎日走らせていますが、メーター上の平均燃費は常に20km/L前後をキープしてくれます。給油の回数が少なくて済むため、お財布に非常に優しいです。 - ベトナム人の妻と2人暮らしにジャストサイズ
我が家は妻と2人暮らしでまだ子供がいないため、前席に2人乗れれば空間としては十分です。後席を倒せば大きな買い物袋や給湯器関連の工具などもラクラク積み込めます。
- 長距離高速道路でのパワー不足
街乗りでは必要十分な加速をしてくれますが、高速道路の登り坂などではエンジン音が大きくなり、加速に少し力不足を感じることがあります。 - 静粛性とインテリアの割り切り
- 最高級車のような防音性はないため、雨の日の走行音やロードノイズはそれなりに室内に入ってきます。内装もプラスチック感が強めですが、価格を考えれば納得できる範囲です。
総合的に見れば、普段使いの「足」としての完成度は非常に高く、日々の生活を確実に支えてくれる最高のパートナーだと満足しています。
新古車を100万円で購入|車両価格よりローン総額が高くなった実体験
ミライースという車自体には大変満足している私ですが、購入時のショッピングローン契約においては人生最大の苦い失敗体験をしました。これから中古車や新古車を購入しようとしている方には、私と同じ過ちを絶対に犯してほしくないため、その実話を赤裸々にお伝えします。
私は2019年2月、愛知県刈谷市にある「ネクステージ刈谷店」へ足を運びました。狙いは、約1年間試乗車として使われていた状態の良い「ミライース(新古車)」です。走行距離は約1万キロ、ボディカラーは大好きな白色で、車両本体価格の提示額は約100万円でした。
当時、まとまった現金を持っていなかった私は全額ローンで購入することにしました。店員に勧められるがまま、信販会社(オリコ)の「10年(120回払い)フルローン」を組んでしまったのです。
しかし、購入後に支払明細をよく確認して愕然としました。
| 項目 | 契約内容・金額 |
|---|---|
| 車両本体価格(購入時) | 約100万円 |
| ローン支払い期間 | 10年(120回払い) |
| 信販会社 | オリコ(Orico) |
| 月々の支払額 | 約12,000円 |
| 利息を含めた支払総額 | 約130万円(手数料・利息で約30万円プラス!) |
車に詳しくなく、金利(年率)や利息の計算に関する知識が乏しかった私は、店員から「月々1万2,000円くらいで乗れますよ!」という言葉だけを聞いて安易に契約してしまいました。後から「たった100万円の車を買うのに、利息だけで30万円も余分に支払っていた」という事実を知り、愕然としました。「完全にやられた……」と強いショックを受け、満足度は100点満点中【50点】まで落ち込みました。
幸いにも、現在は頑張ってローンを完済したため毎月の支払いはゼロになりましたが、中古車店でローンを組む際は「月々の支払額」だけでなく「金利(実質年率)」と「最終的な支払総額」を必ず確認しなければならないと痛感した出来事でした。
ミライースのグレード選びで後悔しないために確認したいポイント

私自身の購入時の失敗談や長年の乗車経験を踏まえ、これからミライースのグレード選びをする方が後悔しないために絶対に確認しておくべきポイントを3つまとめました。
- 夜間走行が多いなら「LEDヘッドランプ搭載(X“SA Ⅲ”以上)」を選ぶ
LやBグレードのハロゲンランプは、夜間の郊外や街灯の少ない道では少し暗く感じることがあります。夜間運転の視界確保と安全性を重視するなら、標準で明るいLEDヘッドランプがつく「X“SA Ⅲ”」以上のグレードが断然おすすめです。 - スマートアシスト(SA Ⅲ)の有無は絶対に妥協しない
予算を極限まで削りたいからといって、SA無しのモデルを選ぶのはおすすめできません。高齢ドライバーだけでなく、疲れている時のうっかりミスや踏み間違い事故を防ぐためにも、スマートアシスト付きモデルを選ぶことが自分と家族の安全を守ることにつながります。 - ローンの金利と総支払額を複数の銀行と比較する
中古車店で提示されるローンは金利が8%〜10%前後と高く設定されているケースが少なくありません。銀行のマイカーローン(金利1%〜3%台)などを事前に仮審査しておくことで、利息による数テン万円もの余計な出費を防ぐことができます。
安さ重視ならB・L、装備重視ならX・G?おすすめグレードの選び方
ミライースは、購入する人の「目的」や「優先順位」によってベストなグレードが明確に分かれる車です。あなたにぴったりのグレードを見つけるための基準を整理しました。
| あなたの希望・用途 | 最適なおすすめグレード | 理由・おすすめのポイント |
|---|---|---|
| とにかく予算・維持費を安くしたい | L“SA Ⅲ” | 100万円前後で購入可能。スマートアシスト付で安全性も確保 |
| 外観の綺麗さと装備のバランス重視 | X“SA Ⅲ” | 明るいLEDライト、電動格納ミラー付きでコスパ最高 |
| 軽でも高級感や快適性を求める | G“SA Ⅲ” | アルミホイール、オートエアコン、プッシュスタート完備 |
| 会社の営業車・仕事用の足として使う | B“SA Ⅲ” | 最安クラスの車両価格とシンプルな荷室構造で業務に最適 |
私のように「日常の通勤やスーパーへの買い物、たまに社用車代わりとして使い、乗せるのも妻くらい」という用途であれば、実用性と価格のバランスが良い「L“SA Ⅲ”」または「X“SA Ⅲ”」を選んでおけば間違いありません。
中古のミライースを買うなら年式・型式・グレードを必ず確認しよう
現在、中古車市場には数多くのミライースが出回っていますが、状態や価格だけで飛びつくのは危険です。購入前に必ず「年式」「型式」「正確なグレード」の3点を確認する癖をつけましょう。
- 年式の確認
2017年5月以降の「現行型(LA350S/LA360S)」か、それ以前の「初代(LA300S/LA310S)」か? - 事故歴・修復歴の有無
骨格部分にダメージがないか修復歴を必ずチェックする。 - 試乗車上がり・レンタカー上がりの状態
走行距離が少なく年式が新しい「新古車」や「試乗車上がり」はコンディションが良いものが多く狙い目です。 - 支払い総額と金利の確認
車両本体価格の安さに惑わされず、諸費用やローン利息を含めた最終支払額で比較検討する。
これらを徹底することで、購入後の「思ったより高くついた」「装備が足りなかった」という後悔をゼロにすることができます。
ミライースの全モデル&グレード一覧と自分のLA350Sを確認して分かったこと【まとめ】

ダイハツ・ミライースの歴代モデルと全グレードの比較、そして私まさゆきが2019年式LA350Sに7年以上乗ってきた実体験について解説してきました。最後に、今回の記事で押さえておくべき重要なポイントを10個に整理してまとめます。
【まとめ】
- ミライースは2011年登場の「初代(LA300S)」と2017年登場の「2代目現行型(LA350S)」に大別される
- 現行型の主要グレードは最上級の「G」、バランス型の「X」、お買い得な「L」、ビジネス向けの「B」の4種類
- 先進安全装備「スマートアシストⅢ(SA Ⅲ)」は事故防止のために必須で選ぶべき装備である
- 2WD(LA350S)と4WD(LA360S)では車両重量や燃費性能、雪道での走破性に違いがある
- グレードによる燃費の差はほとんどなく、2WDモデルであればカタログ燃費25.0km/L(WLTC)の超低燃費を誇る
- 車検証の「型式(LA350S)」だけではグレードが判別できないため実車の装備確認が必要となる
- ヘッドライト(LEDかハロゲンか)やホイール、ドアミラーの仕様を見ることでグレードを簡単に特定できる
- 2019年式LA350Sはコンパクトで小回りが利き、日常の通勤や買い物用として最高レベルの使い勝手を誇る
- 新古車購入時は車両価格だけでなく、10年ローンなどの長期金利による利息増加(30万円以上の損リスク)に注意が必要である
- 予算を重視するなら「L“SA Ⅲ”」、見た目や夜間安全性を重視するなら「X“SA Ⅲ”」が最もおすすめの選択肢となる


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